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**心が折れるより、
骨が折れるほうがましだ**

NPO法人ゆめ・まち・ねっとは、遊びと日常を通じて、子ども・若者の「生きづらさ」に寄り添い、希望へと繋がる場所を創り続けています。

私たちの活動理念を知る

団体の概要と想い

私たちは、公的支援からこぼれ落ちる子ども・若者たちに、安心して「素」でいられる居場所を提供します。

参加費無料、親の申し込み不要、子ども・若者生活圏内での場づくりなど運営の特徴ゆえに、生きづらさを抱えた子どもたちと何人も出会います。その多くは、単に親から不適切な養育を受けているだけではなく、地域からも学校からも排除という名の社会的な虐待を受けているように見えます。ときに、そんな子どもたちに何ができるのかと途方に暮れたりもします。

自閉症・発達障害をご専門とされる田中康雄先生は「地域での支援とは長く関わる」ことだと言い、梅永雄二先生は「欠点や短所を指摘することは素人でもできる」と言われました。二つの言葉から僕らが果たせる役割が見えてきました。

子ども・若者と学校や職場、塾・習い事とは違い、遊びを中心とした何気ない日常を積み重ねてきたことで築ける関係があります。毎年、担任が変わり、卒業すれば、その縁も薄れる学校とは違い、地域の中で何年も喜びと悲しみを共有していける点に自分たちの果たせる役割があるとも感じています。

また、欠点、苦手なこと、短所を親や教師などから指摘され続けているなか、僕らは「素」でいられる場所だから現れる利点、得意なこと、長所を観察することができました。それを子ども・若者に有言無言に伝えてくることで、信頼感や安心感が生まれたのかも知れません。

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長く関わる

学校や職場と違い、私たちは長期的な視点で子どもたちと関わります。卒業後も、彼らの喜びや悲しみを共有し続ける関係性を築くことで、いつでも頼れる存在であり続けます。

持ち味に光を当てる

私たちはこの言葉を胸に、子どもたちが「素」でいられる場所だからこそ見つけられる、彼らの長所や得意なことに光を当て続けます。それが、彼らの自己肯定感を育むと信じています。

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繋いだ手を離さない

私たちは、どんなに困難な状況にあっても、子どもたちへの支援の手を離しません。信頼関係を築き、彼らが自らの希望にたどり着くまで、ハラハラと心配しながら見守り続けます。これが私たちの最大のアピールポイントです。

設立以来の主な活動実績

代表の渡部達也がまちづくりという夢を追い求め16年余務めた静岡県庁を2004年夏に中途退職し、同年秋に法人を設立。子どもの遊び場づくり、若者の居場所づくりを中心に活動を続けています。

とくに生きづらさを抱えた子ども・若者および家庭に対して、公的支援では手が届かなかったり、公的支援からこぼれ落ちる困り感に寄り添える活動を展開しており、必要に応じて様々な個別対応もしています。また、活動日以外にも、発達の偏りや遅れ、不登校・非行などの課題、不適切な養育環境など、生きづらさを抱えた子ども・若者と向き合ったり、そうした子どもを持つ親の相談にのることが多いです。自宅でも常時、1人~数人の子どもを養育しています。

著名な講師を招いての大規模な研修会も随時企画し、親、地域の人たちとの繋がりも築いています。

冒険遊び場たごっこパーク

冒険遊び場たごっこパーク

週末は公園と川で冒険遊び場たごっこパークを開催。主題は『Better a broken bone than a broken spirit』(心が折れるより、骨が折れるほうがましだ)。川遊び、焚き火、木登り、廃材工作、泥遊びなど、子どもたちがひたすら自由に遊ぶほか、思春期の子どもや若者、子育て中の親の居場所にもなっています。

こども食堂

子どものたまり場・こども食堂

平日は商店街の空き店舗を活用した「子どものたまり場大人のだべり場おもしろ荘」で、放課後の子どもたちに居場所を提供。食事を無料提供する「こども食堂」等も実施しています。

みんなの家むすびめ

みんなの家 むすびめ

2022年に代表宅をリノベーションして開設。放課後の子どもたちに居場所を提供するほか、出会った若者たちとつながり続けるための「むすびめ酒場」、保護者向け「子育て勉強会むすびめゼミ」、生活困窮子育て家庭向け「ふでパン~フード&デイリーパントリー」などを展開しています。

受賞歴とメディア掲載

私たちの「子どもの遊び場・若者の居場所」を切り口にしたユニークなまちづくり活動は、多方面から高い評価を受けています。

🏆

安藤百福賞

安藤スポーツ・食文化振興財団より全国最優秀賞を受賞。

🏅

総務大臣賞

「あしたのまち・くらしづくり活動賞」にて受賞。

🥇

義農大賞

地域社会への貢献が認められ、栄誉ある賞を受賞。

🌟

よみうり子育て応援団審査員特別賞

子育て支援活動が評価され、審査員特別賞を受賞しました。

メディア掲載・出版実績

  • テレビ:日本テレビ「ミヤネ屋」、NHK「おはよう日本」、テレビ東京「がんばれプアーズ」で全国放映。静岡県内の民放テレビ、ラジオでもたびたび特集で取り上げられています。
  • 新聞:朝日新聞全国版で12回に渡る連載紹介。静岡新聞、日本教育新聞、読売新聞、毎日新聞でも小論を連載。
  • 雑誌・書籍:月刊「社会教育」、月刊「体育科教育」、季刊「ユニバーサルデザイン」、季刊「臨床心理学」等に小論を寄稿。隔月刊情報誌「げ・ん・き」では連載中で、2022年には書籍化「子どもたちへのまなざし」(エイデル研究所)として出版。

団体の目的

「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」の設立目的は、行政ではできない地域づくりに取り組むことでした。行政は多くの市民や大きな団体が望むことを施策化しますが、代表が行政に身を置いて、地域には少ないけれど、小さいけれど、大切な要望があると感じるようになりました。そんな要望に手を差し伸べられたらと、市民活動者に転身しました。

手始めに取り組んだのは、遊び場づくりでした。子どもたちに子どもらしい時間を提供することが目的でした。しかし、その遊び場で次々と生きづらさを抱えた子ども・若者と出会ったことにより、そうした子ども・若者と何気ない日常を重ね、それぞれがそれぞれなりの希望に辿り着くのをハラハラと心配しながら、見守り続けることが大きな目的となっていきました。

また、そうした中で、生きづらさを抱えた子ども・若者は、全国各地にいるものの、当然、出会うことはないわけで、それぞれの地で同じような取り組みをしたいと志す全国各地の同志を応援することで、子ども・若者への気遣い人を増やすことも目的となりました。

代表メッセージ

🧑‍💼

渡部 達也

理事長

私は16年余務めた静岡県庁を中途退職し、市民活動家として「ゆめ・まち・ねっと」を立ち上げました。行政では手が届きにくい、小さくても大切な声に応えたいという想いからです。子どもたちの遊び場づくりから始めた私たちの活動は、気づけば多くの生きづらさを抱えた子どもたちと出会い、彼らと共に歩む道へと繋がりました。

子どもたちが示す「不適切な養育環境」や「社会的な虐待」のサインに、時に途方に暮れることもあります。しかし、専門家の先生方から教わった「長く関わること」と「持ち味に光を当てること」を信じて、私たちは日々子どもたちと向き合っています。

私たちは、これからも子ども・若者との「縁」を大切にし、彼らが希望にたどり着くまで、**繋いだ手を離さない**という、私たちの最大のアピールポイントを胸に、活動を続けてまいります。

法人情報・お問い合わせ

ご質問やご相談など、お気軽にお問い合わせください。

団体名(法人名称)

NPO法人ゆめ・まち・ねっと

理事長

渡部 達也

主たる事務所の所在地

〒417-0071
静岡県富士市国久保1丁目7番15号

法人番号

9080105003163

連絡先

メール:office@yumemachinet.com

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